2018年5月25日金曜日

病気や介護で「こんなはずでは」   シニアの再婚後に迫るリスク

「病気や介護で「こんなはずでは」シニアの再婚後に迫るリスク」
なんて、タイトルの記事をインターネット上に見つけたので読んでみた。


60歳の男性と56歳の女性が再婚。毎日のように晩酌を楽しみ、時間も忘れて語り合ったそうだが、幸せは半年しか続かず、女性がくも膜下出血で突然倒れ、帰らぬ人となった。
シニアの結婚は健康が大切、という内容の記事だったが、私は職業柄、彼女の財産はどうなったの?と考えてしまう。


人は誰でも「財産はこれだけある!」と積極的に語っても、負債まで相手に伝える人は少ないのではないだろうか?
相続人は3ヶ月以内なら「限定承認」という手続きができる。
財産を相続しますが、もし負債が出てきたら、貰った財産の限度で返済しますよ、というもの。
貰った財産が1000万円、1年後に発覚した負債は1億円。9000万円の負債をかかえてしまった、なんてことがないようにしたいものです。


もうひとつ、怖いのが、財産は貰っていないのに負債を背負わされること。
たった、半年しか夫婦でなかったので、財産は全て子供たちで分ければ良い、との配慮で自分は一銭も相続しなかったが、後で負債が分かった。
この場合、財産を貰っていない相続人にも返済義務は生じる。
相続放棄の手続きをしておくことで、この負債を回避できる。


ぜひ、限定承認、相続放棄を知っていてほしい。


お誕生日をお祝いして頂きました。まさか、こんな年齢になるとは思わなかった。(笑)
いくつになってもお誕生日を祝ってもらうのは嬉しいものです。