2018年8月21日火曜日

紀州のドンファンといわれる資産家さんの遺言/遺留分のお話し

紀州のドンファンといわれる資産家さんの遺言が見つかったという記事が今朝出ていましたね。
全財産を田辺市に寄付する内容だそうです。
数年前に結婚された奥さんには何も残らないの??

今日は遺留分のお話しをします。

遺留分とは、たとえ全財産を●●に寄付するという遺言があったとしても、必ずもらえる財産のことです。
遺留分があるのは遺言者の配偶者、子供、父母です。

両親も亡くなり、子供もなく、配偶者と兄弟だけ残っている場合(紀州のドンファンさんはこれにあたるそうです)、配偶者はいくばくかの財産を相続できるが、兄弟にはない、ということになります。
例えば、10億の財産を残して亡くなった場合、民法上は配偶者3/4(7.5億)、兄弟1/4(2.5億)に財産は分けられますが、全財産を●●に寄付する遺言がある場合、配偶者は7.5億の半分は遺留分を主張できます。兄弟には全くなく、残りは全て遺言通り寄付されることになります。

最後に・・・遺言必須なケースを・・・
妻と兄弟だけが相続人で、財産がご自宅だけという場合は、全財産を配偶者に相続させる遺言を書いておくと残された妻は安心して自宅に住み続けられますね。
なぜなら、兄弟に遺留分がないので、全財産を妻に!と言われても文句が言えません。
遺言がないと、自宅を売却してお金に代え、兄弟に1/4を渡さなければなりません。

旅先で知り合ったキツネさん
 

2018年8月16日木曜日

母の介護保険更新の面談 通所リハビリとディサービスの違い


母の介護保険更新の面談に同席しました。
素敵なケアマネさんが来てくださって約30分程度面談し、今まで通り通所リハビリに通うことになりました。
その他、浴室やトイレへの手すり設置、お風呂用に少し座高の高い椅子の購入の相談にも乗って頂き母は安心したようでした。
母は要支援で毎週近くのクリニックへリハビリに通っています。
母自身は「体操に行っている」と表現するように、入浴や食事の支援ではなく体を動かして機能改善をするのが目的で、楽しい楽しいと言って機嫌よく通っています。
通所リハビリはディサービスと違って理学療法士さんなど専門家がいる医療施設に通うのでディよりは利用料が高いそうです。
ディサービスは要支援の人は利用できません。

ケアプランの控えを見せて頂きましたが、母の状態を的確に見てくれています。
近所の人との交流がある。近くに住んでいる娘の訪問がある。食事買い物は自分でしている。針仕事をしている。毎週ボランティアで公園の掃除をしている。
我々、社会人にとってなんでもない情報が高齢者を支援するに当たってはとても大切な情報になります。
明るく、よく話しをしてくれる方はこういった情報が得やすいので支援する側も助かります。
そして何より、近くに娘が住んでいるというのは、支援する側にとっても安心なようです。(エッヘン!笑)

母は、ケアマネさん、声をかけてくれる隣人、通所リハビリでの理学療法士さん。
たくさんの人に支援を受けて生活しています。
娘としても皆さまに感謝。



旅先で山のように買ってきた野菜を天日干し
甘~くなります!サラダやマリネに最高。
 

2018年8月10日金曜日

入院時の食事代補助(後期高齢者)

今年2月の骨折、入院、リハビリと、母は、なんとか順調に日常に戻ることができたようです。
痛くはないけど違和感はあるとのこと。
あとは日にち薬。カルシウムしっかり摂ってね。


今日、入院中に作ったコルセット2つと食事代の療養費支給申請をしました。
オリジナルオーダーの高~いコルセットも、そして1日数百円の食事代まで公的保険が補助してくれる、有難い制度です。皆さま、知ってました?


後期高齢者の場合は市町村の窓口で手続きできます。
私は郵送でやりました。
返信封筒まで付けて、申請書を郵送してくれますので、暑い中、窓口まで出かけなくて良いですよ~。


さて、明日から日本列島はお盆週間に入りますね。
当事務所はお盆も無料相談枠を設けていますので、普段は忙しくて親のこと、家族のこと、自分の老い支度を考える時間がない方も、是非ご利用ください。


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昔懐かしいたこ焼きパーティ ^^
関西の家庭にはたこ焼き器があります!