2015年6月23日火曜日

日曜日、住吉区社会福祉協議会のイベントに参加してきました。

日曜日、住吉区社会福祉協議会のイベントに参加してきました。
テーマは「徘徊」 

第1部は奥様の徘徊を見守るご主人。
 最初は鍵をかけて閉じ込めたが、2階のベランダから飛び降りるなど、どうしても外に出たがり、閉じ込めてしまうと足腰が弱り寝たきりになり結局困るのは介護者なので、最近は「一緒に行こう」と言っている。

どんな支援をしてほしいですか?の質問に、「助けてくれとは言わないが、靴の踵に徘徊の印をつけて”この人は認知症で徘徊しているんだ”と地域の方々に分かってもらい、見守ってもらう仕組みづくりをしてもらえると助かる」とおっしゃっていていたのが印象的でした。

 第2部は映画上映「ママリン、87才の夏」と題して母の徘徊を見守る娘とお母さんの物語。
6年間で歩いた距離は大阪-東京を3往復分!
認知症の方は無表情というのが私の中の認識だったのですが、ママリンさんは認知症と思えないほど明るいし、よくしゃべるし、時々辻褄が合っている。
この映画を撮った去年の夏よりも今は徘徊が減ったそうで、「私は徘徊に勝った」なんて娘さんがおっしゃっているそうです。
徘徊にはピークがあって、それを過ぎるとある程度収まるのかもしれない、なんておっしゃっていました。

 徘徊は最も過酷な介護と思っている私にとって、すごくヒントの多いイベントでした。 ありがとうございました。