2013年11月1日金曜日

ジャスラックと公正取引委員会と裁判所がなんだかややこしいことになっています

テレビ局はジャスラックが管理する楽曲を好きなだけ利用できる契約をしていて、じゃあ他社の管理する楽曲は使えない、使うと新たにお金がかかる、で使わない。
これが独占禁止法にひっかかるか否かでモメているのです。

去年、著作権法の勉強のためジャスラックの部長さんの講演を聞きに行ったことがありますが、な、な、なんと、バーやら居酒屋やら、1軒1軒訪問して、「お店でうちの管理する楽曲を使っていますね。じゃあ契約してください」と。
もっと近代的にやっているのかと思っていましたら、足で稼いでいるらしい。
「税務署より怖い~」

ジャスラックっていったい何モノ?
その昔、著作権料を支払う概念なんて全くない日本に目をつけて、ある外国人が著作権管理ビジネスを始め、これではヘンな外人にやられてしまう、と「著作権管理は内務省の許可をうけた者だけができる」という法律を作り、ジャスラックの前身の日本音楽著作権協会ができた、というわけ。

外国人からは日本の著作権は守られることになったが、ジャスラックの独占が長きにわたり続くことになった。

世のトレンドとしてはジャスラックに分が悪いと私は見ますが、さて?