2016年6月16日木曜日

昨年の認知症の行方不明者のデータが今日の新聞に掲載されていました

2015年、1年間に認知症が原因で行方不明になり警察に届け出があったのは延べ12,208人。
すごい数ですね。
問題は150人が年末までに発見されなかったことです。

行方不明になった女性が数年後に老人ホームで発見されたという話しがかなり前にニュースになっていて、家族が照会したにもかかわらず個人情報保護法がネックになってなかなか情報を開示でず長い間放置されたということでした。
個人情報保護法を勉強した私としては、「なんか勘違いしてるな~」という印象を受けてしまいます。
同法は個人情報を開示しない趣旨ではなく、個人情報を適切に使いましょうという趣旨で立法されたはず。
その女性は、保護されたときはまだ判断力があり、身なりもきっちりしていたが、家族とのかかわりがなくなるとだんだんと認知が進んでいったとのことだった。
残念でなりません。
高齢者の認知症対策で一番大切なことは社会や家族とのかかわりです。

そんなニュースが流れたからか、最近 警察は顔写真や身体的特徴を記した「迷い人台帳」をつくっているそうです。
高齢社会、横の情報共有が大切ですね。