2015年10月29日木曜日

大山のぶ代「認知症」介護日記を読んだ

大変興味深い内容で一気に読めました。
私は高齢者の支援として財産管理などをしていますが、やはり家族として向き合うのとはまったく違う。
ご家族の苦労を実感した。頭がさがります。

この本は著者の砂川啓介と大山のぶ代の結婚から現在までをまとめた夫婦の物語。
そして妻が脳梗塞→認知症となり、夫の奮闘、2700日の介護日記。

私の父は、軽い認知程度のときに亡くなったので介護の経験はないのだけれど、
親や配偶者の認知は突然やってくる
どうして良いか分からない、まったく情報がない
などは私も経験したこと。

こう書くと、認知症の家族をもった経験のない人には不思議な感じがするだろう。
認知症って見ればすぐに分かるやん、一緒に住んでたらすぐに分かるでしょ・・・とか、ネットでも病院でも行政でも、どこでも情報はあるやん・・・と。
私もそう思っていた。

しかし現実はそんなものではなかった。

高齢者の支援を生業としてる私としては、「家族の話しを聞いてあげるだけでも力になれるんだ」と強く感じた次第です。是非、仕事にも活かしていきたい。




追記:
NHKの「お母さんと一緒」という番組内でやっていた人形劇ブーフーウーのブーの声優は大山さんで、ウーは黒柳徹子さんだったんですね!
母がいまだに「あんたはブーフーウーが好きで、それを見終わらなければ幼稚園に行かなかった」と言ってます。^^
すごい発見もした昨夜の読書でした!




2015年10月22日木曜日

ご夫婦で遺言~公正証書遺言の費用~

今日はご夫婦で遺言のため、上六公証役場に行って参りました。
公証人の先生と電話とメールで打ち合わせ、事前に文面をお二人に確認してもらっていますので、今日は儀式といったところでしょうか。


先生が遺言内容を読み上げ、最後に本人と証人が署名押印します。
本人は実印、証人は認印でOK。
証人が二人必要なので、いつもセミナーなどを一緒に開催しているK先生に同席してもらいました。


普通の人は公証役場に一度も行かずに人生を終えるのではないでしょうか。
公証役場というものの存在自体知らない人も多いと思います。
私は30歳のときに(ずいぶん昔です (>_<))初体験しました。


それはさておき・・・
公正証書遺言を作成するのには費用がかかります。
どれくらい?


財産額と何人にあげるかによります。
例えば3000万円をひとりにあげる場合は34,000円プラスコピー代程度です。


遺言の内容によってはそれに11,000円がプラスされる場合があります。
予備的遺言といって、「妻に全財産を相続させるが、先に妻が亡くなっている場合は長男に全財産を相続させる」といった内容がそれに当たります。


財産額は銀行の残高証明などは不要で自己申告額で良いんですよ~。


時々、財産額を言わなければいけないなら遺言しない、とおっしゃる方もおられます。^^