2013年11月18日月曜日

認知症になると遺言できない…の意味

昨日のセミナーで、「認知症になると遺言もできない、任意後見も使えない」と言うと、セミナー参加の方から、「私、認知症と言われているのですが遺言しています」とご質問がありました。
正確には、「後で争いになる可能性がある」です。
たとえば、自分に不利な遺言を残された相続人が、「あの時、親父は認知症で遺言なんてできなかったはずだ。この遺言は無効だ!」なんて裁判を起こす、なんてトラブルになりかねない。
しかし争いがなく、遺言執行がなされると、「認知症でも遺言ができた」・・・となるわけです。